健康管理

【感想・レビュー】空腹こそ最強のクスリ 16時間断食で健康体になろう

こんにちは。
だいきちです。

健康を保つにはどうしたらいいのか。
人生100年時代を迎え、「いかに健康で長生きしていくか」
今後の課題になっていくと思われます。

今回は「空腹こそ最強のクスリ」を読んでの要約と
感想をレビューしたいと思います。

この本を読んで内容を実践してから、身体の調子もいいし、
今まで食べ過ぎていたんだなぁっていうのを再認識しています。

はじめに

著者は医学博士の青木 厚さんです。
著者の青木さんは内分泌代謝や糖尿病を専門とする医師の方です。

そんな方が書かれたこの本は、こんな方におススメです。

  • 食べ過ぎを防いで、健康を保ちたい
  • 体重や体脂肪の減少、糖尿病、がん等を予防したい。
  • 「食べるとすぐねむくなってしまう」
  • 「疲れやすくなった」
  • 「何もする気が起きなかったり、
    イライラする。気分の変化が激しい」

著者はこれらの症状は「食べ過ぎ」(特に糖質の取りすぎ)から
来ているかもしれないと書かれています。

一日3食というのは、それだけで食べ過ぎになってしまう可能性があります。

外食などが多い人は、一日3食取っていると、
本来必要な量の1.5倍~2倍のカロリーを摂取しているケースがあります。

食べ過ぎはこんな不調を招く

食べ過ぎは様々な体の不調を招きます。

➀内臓の疲れ
食べ物を何時間もかけて消化しますが、
本来処理できる量を超える食べ物がひっきりなしに運ばれてくると、
内臓は休みなしで働き続けなければならず、疲れてしまいます。

②肥満
食事によって摂った糖質や資質の一部はエネルギーとして疲れますが、
余った分は筋肉や内臓に蓄えられて、
それでもおさまりきらなかった分は脂肪細胞に蓄えられます。

食べ過ぎは、疲れやだるさの原因だけでなく、
糖尿病や高脂血症、脳出血や脳梗塞、
狭心症や心筋梗塞、そしてがんの原因になると書かれています。

また、現代の日本人の食事は特に、糖(糖質)が多くなりがちです。

一日3食のご飯に加えてデザートなどを食べると、
それだけで糖質過多になってしまいます。

あと、スーパーで売っている加工食品や総菜には、
ほとんどすべての食品に糖質が含まれています。

それら一つ一つは少しずつでも、
気付かないうちに糖質過多の状態になってしまいます。

糖質の摂りすぎも、「肥満」や「脂肪肝」の原因となります。

糖質の摂りすぎによる最大の問題は
糖質が血糖値を上昇させる点にあるといわれていて、
糖値の高い状態が続くと、ひいては「2型糖尿病」の発症に繋がります。

上記の対策として、
「食事のカロリーを減らす」「糖質を減らす」などの方法が考えられますが、

この本では「ものを食べない時間(空腹の時間)を作る」ことを
おススメして紹介されています。

この本の紹介している食事法の画期的なところは、
面倒なカロリー計算は一切しなくていいし、
空腹の時間以外は、何を食べてもかまわない。という点だと思います。

今まで挑戦してきたダイエットなどは、
カロリーを計算しなければならなかったりしましたが、
この本の食事法はそういったことは必要ない。と書かれています。

でも、もしどうしてもお腹がすいてしまった場合は、
ナッツ類ならいくら食べてもかまわないそうです。

だいきち
だいきち
幸い我が家では、私がこの本を読む前からナッツが好きで、
おやつとしてナッツを大量に買っていたので、あまり苦痛に感じませんでした

できるだけ無理なく空腹の時間を作り

・胃腸や肝臓などを休ませてあげること
・脂肪を燃焼させ、減らすこと
・血液の状態を改善させること

が、大事になってきます。

どのように空腹の時間を作るのか


筆者が実践と観察の結果たどり着いたのが、
16時間の空腹時間を作ると、最大限の効果を得られる」という結論です。

16時間は長いと感じる方もいるかもしれませんが、
一日8時間寝ている方であれば、睡眠時間のほかにあと8時間、
空腹の時間を作ることで、
計16時間の空腹時間を作ることができるます。

なぜ16時間なのか?

まず気になるのがなぜ16時間なのか。というところだと思います。

これには理由があって、最後に食事をしてから10時間経つと、
肝臓に蓄えられた糖が無くなって脂肪が分解され、
エネルギーとして使われるようになります。

そして、16時間たつと、
体の中で「
オートファジー」が機能し始めるそうです。

この「オートファジー」とはどういったものなのかですが、
私たちは普段、食べたものから栄養を摂取し、必要なタンパク質を作っています。

ところが、ここで食事を取らずに栄養が入ってこなくなると、
体は生存するためになんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作ろうとします。

古くなったり壊れたりした、細胞内のタンパク質を集めて、
分解してそれらをもとに、新しいタンパク質を作ります。

つまり「オートファジー」とは古くなった細胞を、
内臓から新しく生まれ変わらせる仕組みであると言えます。

「オートファジー」にはある特徴があり、
食べ物によって得られた栄養素が十分にある状態ではあまり働かないようです。

つまり空腹の時間を作らない限り、
「オートファジー」によって細胞を生まれ変わらせることはできません。

いきなり続けるのは厳しいという人は「週末だけ」でも
チャレンジしてみるのもおススメのようです。

週に一度だけでも睡眠時間に加えて、何時間か「ものを食べない時間」を
作ることで
「オートファジー」による細胞の生まれ変わり効果を
受けることができるので、
まずは週末一日でも挑戦してみるのがいいと思います。

空腹を無理なく作る方法

ここで挙げられているルールは一つです。

睡眠時間8時間8時間の空腹

この食事法には「食べてはいけないもの」や「一日何品目」といった
面倒なルールはなく、睡眠時間にプラスして1日数時間、
起きている時間の半分だけ何も食べない時間を作ります。

具体的には、「睡眠時間の前後に空腹の時間を組み込む」という方法です。

みなさん一日に6~8時間ほど睡眠していると思いますが、
眠っている間も脳や体内の組織は働いていてエネルギーの消費や
新陳代謝が行われています。

16時間の空腹時間のうち6~8時間を睡眠に当てることで
「起きていてものを食べない時間」は10~8時間程でよくなります。

だいきち
だいきち
私はいつも19時~20時頃に食事を摂るので、そこから翌日のお昼12時まで16~17時間ほど空腹の時間を作るようにしています。

続けられるPOINT

〇食事の時は何をどれだけ食べるのも自由です。
 空腹の時間以外は何を食べてもOK!

〇空腹の時間中でもナッツ類などであれば、いくら食べてもOK!

これらのルールを守れば体がリセットされて、
健康と若さを手にいれることができると書かれています。

「なんだかできそうな気がしてきませんか?」

空腹によって得られる効果とは

空腹によって得られる効果は、以下の3点です。

1.内臓の働きを活性化させ、活性酸素の害から体を守る
2.脂肪の分解、血流の改善で、生活習慣病をまとめて遠ざける
3.若々しく健康な体を手に入れる

ここでは詳しくは説明しませんが、
本書のなかでは、これらの空腹によって得られる効果が詳しく解説されています。

効果を知ることで、さらに前向きに空腹の時間を作ることに取り組めると思います。

食べたくなったら我慢せず、ナッツ類などで空腹を満たす

慣れない頃は、少しでもお腹がすくと何か食べたくなってしまうと思います。
そういった方には、ナッツ類(素焼きのもの)を食べることをおすすめされています。

ミックスナッツは少量で空腹をみたすことができ、
体に必要で健康や美容に有効な栄養素も摂ることができる頼もしい相棒です!

本書では、ナッツの他にも生野菜サラダ、チーズ、ヨーグルト等も
空腹時間に食べてよいものとして紹介されています。

慣れるまではとにかく「できるだけ、空腹の時間を作る」ことを
目標にしてやっていきましょう。

とにかく大事なのは「無理せず、長く続けること」です!

毎日、空腹の時間を作ることが難しければ、週1日だけでもOK!

毎日空腹の時間を作ることができれば、より早く、大きな効果を期待できますが、
週に1度だけでも空腹の時間をつくれれば、それだけ脂肪が分解され、
オートファジーも働きます。

一週間体が受けたダメージを週末リセットする

そのくらい気軽なイメージでまずは取り組んでみましょう。
できる範囲で無理なく続けることが大切です。

そんな素晴らしい空腹の時間を作ることですが、

注意点:必ず簡単な筋トレを並行して行ってください。

空腹の時間を作ると、一日の総摂取カロリーが減って、体重が減少します。
すると、必要な筋肉が落ちてしまいます。

筋肉が落ちると、基礎代謝が減るため、かえって太りやすい体になってしまいます。

筋トレも特別な筋トレではなく、
日常の中で無理の無い範囲で続けることを心がけましょう!

 

最後の章では、空腹の時間を作ることによって
どういった効果があり、どんな病気を予防できるのかが詳しく解説されています。
どんな病気を遠ざけることができるのか。

少し紹介すると本書のなかでは、これらの病気を遠ざけることができると書かれています。

➀ がん
② 高血圧
③ 認知症
④ アレルギー
⑤ 感染症
⑥ 老化

どれも怖いし、できることならなりたくないものばかりです。

遠ざけられる病気を知ることで、空腹の時間を作ることを続けることへの
モチベーションアップになると思うので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。

まとめ

私自身、空腹時間を作ることを実践できるときは平日はほぼ毎日、
休日は毎日実践していますが、体重が2kgくらい
減りました。

また、朝食を食べないことで頭がすっきりして、いままでは午前眠くなったり、
ボーっすることがあったのが、目がしっかりと覚めて朝から集中できていると感じます。

病気は後々にならないと本当に効果があったのかはわかりませんが、
「病気を遠ざけられるなら」という気持ちと、現状良い効果を感じられているので、
無理のない範囲で今後も続けていきたいと思っています。

みなさんも、挑戦してみるのはタダです。
未来の健康のために、ぜひ今できることから始めてみてはいかがでしょうか。